チョコレートグラミーの観察記録(1月~2月初旬)

Sphaerichthys 2005年06月11日 23:27

1/1 産卵18日目仔魚吐き出す!! PH5.2 導電率87ppm 水温25.5℃

産卵から18日目で、約20匹程仔魚を吐き出す。口内にまだ仔魚が残っている様子なので、明日また何匹か吐き出すだろう。吐き出す瞬間は確認できなかったが、それまで行動が慎重で隠れ気味であったのに対し、水槽内を前後に落ち着きなく泳ぐ様子が確認された。

仔魚の確認から数時間そのままにしておき(残りの仔魚を吐くかもしれないので、消灯間近まで!!)、小型のガラスの容器を使い水ごと掬いだす。親魚の口からでた仔魚は、水面に向かう為、比較的簡単に掬うことができた。

プラケース(Nisso S)に隔離し、別水槽で育てる事にする。

チョコレートグラミー
口内から吐き出された直後の稚魚。
チョコレートグラミー
吐き出された直後は、水面に集まる習性をもつ。
チョコレートグラミー
1/2 産卵19日目PH5.2 → PH5.4(PH5.6の水で90%換水) 水温26℃

もう吐き出す様子は無いので、♀を他の水槽へ移す(移動後すぐに前回の♂と求愛ダンス)。どうやら、前日に吐き出したので終わりだったようだ!! 全部で20尾。順調にブラインを食べている。

このことより、1日で仔魚を全て吐き出すタイプか? と思われる。
チョコレートグラミー
チョコレートグラミー

1/3 産卵20日目pH5.6 水温25℃

どうやら他の♀も卵を口に含んだようだ。他の個体(特に新しく水槽にいれた、前回産卵した♀)を執拗に攻撃(ペアの♂以外)する。また、♀の腹部が黒ずみ、よく観察すると口も僅かながら膨らんでいる。この個体は、前回産卵したものよりも2回り程小さい。

とりあえず、前回の♀♂も産卵しそうなので、浮草と産卵箱に隔離(隔離する水槽が無いので、苦肉の策)。より大きな個体であれば、卵を口に含んだか容易に判断できるが、今回の様に小さな固体では正面ではなく横から確認するのが良い。顎の部分が赤くなっているのも判断の基準(その後、食卵。元に戻す)。

1/7 22:00頃 産卵行動23:28 産卵放精

消灯 水槽を覗くと何だか様子がおかしい。角の辺りに追いやられ萎縮している個体がいる……。 良く観察してみると流木の陰で雌雄がクルクル回っている。かなり接近し、お互いに抱きかかえようとしているようにも見える。暫くその行動を続けるが、時々離れ辺りを偵察→他の個体を威嚇攻撃を繰り返す。

産卵!!

お互いの体側を誇示しながら、より接近し回転を繰り返す。♀の左側側面に♂が体の下の部分(肛門付近)を近づけ、お互いの生殖器を近づけ産卵・放精。数秒の間をおき、♂は少し浮上し辺りを警戒、♀はその間に卵を咥える(約5秒)。

1/8 産卵2日目前回よりも多くの卵を咥えてようで、♀の口はかなり膨らんでいる。雌雄で共に行動し、水槽前面にも比較的出てくる。この時点では、まだ餌もねだる。

1/9 産卵3日目ペアは解消されたようだ。♂は他の個体と特に問題なく泳ぐ。♀は姿を消した(水草、流木の陰に隠れる)。

チョコレートグラミー

産卵から26日目の稚魚。ブラインシュリンプで、腹部がオレンジ色に膨張しているのがよくわかる。

1/13 産卵7日目―食卵一般に良く言われる、食卵の危険性の高い産卵後の3日間はクリアしていたので安心していたのだが、昨夜から今朝にかけて食卵してしまったようだ。?と思い水槽内を観察すると、フロッグピットの根が全て溶けている。前回の産卵から、幾つかの水槽を転々としていた為、水質の変化に耐えられなく調子を崩してしまったらしい。その結果、水質の悪化を引き起こし♀が危機感を感じたのか、食卵という結果になったのだろう。ん~、残念!

別水槽へ移動したNO.2の♀が、盛んに♂を誘っている(水温25℃、pH6.8 伝導率87ppm)。ストック水槽なので、産卵されても食卵の危険性が高い為、まだ産卵は困る。早急にブリーディング用に準備しなくては!!

産卵から35日目前回の稚魚は順調。プラケースから20L程の水槽へ移動し、1cm弱まで成長。体型も親魚に近づいている。体高が出てきて、尻鰭が発達。少しずつ親魚の体色に近づいてきている。特に落ちることもなくここまで成長するが、歩留まりが悪い為、水位を約2/3まで下げ全体に餌が行き渡りやすいようにする。約1.0cm強。

チョコレートグラミー

1/22 産卵前回の個体よりも2まわり程小さい♀が産卵。

これまで3回の産卵は、夜半に行なわれてるいるのだが、今回は消灯後に産卵となった。繁殖行動そのものは、消灯前から行なわれていたのだが、クライマックスに達する前にタイマーの電源が下りてしまい、翌日照明点灯後観察すると♀が卵を口に含んでいるのが観察された。

繁殖データーは、水槽などの設備は以前と同じ。水質に関しては、今回はあえてpHを下げずに行なった(pH6.6 導電率88ppm KH/GH1以下)。また、今回繁殖に至った雌雄は自然にペアとなったものではなく、発情している♀と産卵可能な♂を同居させ行なった。自然にペアとなった前2回と比較して、なかなか繁殖に至らなかったが結果的には産卵。その後、行動を共にするなどの行為は観察されず、♂に攻撃されていたので早々に他の魚を隔離する。

一概には言えないが、このことから、アピスト等のように選択的に交配させることも可能だと思われる。

チョコレートグラミー

卵を咥える方の喉元が、咥卵前にも関わらず大きく膨らんでいるのが確認できる。これは、平時の性別の判断材料にもなる。

2/2 産卵11日目ここ数日落ち着きなく上下に泳ぐことがあるが、概ね順調! 殆んどの時間、浮草の根の間にいる。

2/5~/8 産卵14―17日目毎日少しずつ、時間をかけて合計40~50匹程度の稚魚を吐き出す。今回は稚魚の数が多かったのでプラケース(L)に隔離する。前回と比較して、稚魚を全て吐き出すまでの時間が長かった。他は、前回と同じ。

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