イシマキシロマイマイ

  • 2005年07月27日
  • Category:カタツムリ 35
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石灰岩地には、貝類の殻の生成に必要なカルシウム分が豊富な事から、多くの陸山貝類が生息する。また、その特異な環境に適合した、局所的に分布する種も少なくない。

市街地でも雨が振ると、コンクリート壁にカタツムリが集まってくるのが観察できる。これも、カルシウム分を求めて来るのだそうだ。雨に含まれる酸によって溶かされた、微量の炭酸カルシウムを摂取しているらしい。

本種もその一つで、愛知県の石巻山を模式産地とし、周辺の一部地域にのみ生息する非常に希少なカタツムリとなる。アオキ等の低木の樹上や葉裏に生息するとされるが、私が観察した限り、落ち葉の上や岩陰で多く見られた。

一般的にイメージされるカタツムリとはやや趣が異なり、灰白色の外観からは繊細な印象を受ける。大きさも15mmほどと、市街地で見かけるカタツムリと比べ大分小さい。

私はカタツムリを決して可愛らしいとは思わない。特に大型の個体は、未だに触ることさえ躊躇してしまう。しかし本種に到っては“可愛いカタツムリだ”!と思わず感じた。その大きさも、そう思わせるに足りるが、「色が白いは、百難隠す」だろう。

マイマイ目 オナジマイマイ科

イシマキシロマイマイ Trishoplita calcicola

撮影データー


D100 タムロン90mmマクロ

1/1.3 f/4 0EV ISO200  マルチパターン測光


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